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明治村:宮津裁判所法廷 [風景・建物]

宮津裁判所法廷.JPG

明治村にて宮津裁判所法廷を撮影。

明治19年に京都府宮津市本町に宮津裁判所は建設され、この法廷はその一部が移築されたものである。

控訴裁判所などの上級審が洋風レンガ造で造られたのに対し、和洋折衷の木造で建てられた。立式を採用した法廷内部や、窓、出入口などに洋風の影響を見ることができるが、明治村の中の他の多くの和洋折衷建物がペンキ塗であるのに対し、この建物は素地のままであり、和風の意識が強いことを表している。
宮津裁判所全体の形は左右対称のH型で、中央に二階建の管理棟、左右両翼に法廷棟が配されていた。管理棟には、玄関、応接所、正庁、会議室などがあり、法廷棟には法廷のほか予審廷、検事調所があった。明治村に移築されているのは、右翼の刑事法廷棟である。
法廷内、検事調所内ともに、裁判官、検事、書記の席を設置する著しく高い上段と被告人と弁護人が置かれる下段に分かれ、天井が高い。本屋根軒下の小壁を広く明かり窓として室内を明るくしている。回廊部の外壁は、腰壁を押縁縦板張とし、高窓を配して白漆喰を塗る。回廊以外の外壁は下見板張である。回廊に開く法廷入口はアーチ型に作られている。


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