明治村:西園寺公望別邸「坐漁荘」 [風景・建物]
明治村にて西園寺公望別邸「坐漁荘」を撮影。
大正9年に静岡県清水市(当事)に建設され、昭和45年に解体、昭和46年に移築されたこの建物は、ドラマ『坂の上の雲』に陸奥宗光の大磯別邸として撮影に使われたそうです。
この建物は駿河湾の興津の海岸に建てられた別荘である。「坐漁荘」の名には、”のんびり座って魚を釣って過ごす”という意味が込められている。公望はフランスに10年間留学した後、明治、大正、昭和と平民主義を貫いた政治家である。政治の第一線から退いたのちにこの別荘を建てたが、ことあるごとに政治家の訪問は絶えなかった。
数奇屋風の純和風建築であるが、一階に座敷に続けて洋間が増築されていることから、公望が晩年洋風生活に親しんでいたことがうかがえる。
庭も当時のままに復元されている。
元勲・財閥の邸宅―伊藤博文、山縣有朋、西園寺公望、三井、岩崎、住友…の邸宅・別邸20 (JTBキャンブックス 文学歴史 26)
- 作者: 和田 久士
- 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
- 発売日: 2007/02/02
- メディア: 単行本
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