明治村:御料車 [風景・建物]
明治村にて明治天皇御料車(6号御料車)、昭憲皇太后御料車(5号御料車)を撮影。
御料車とは天皇・皇后・皇太后・皇太子のための特別な車輌のことで、5号御料車は最初の皇后用御料車として製作された車輌である。全長16m余、総重量約22tの木製2軸ボギー車で、車内には帝室技芸員の橋本雅邦・川端玉章が描いた天井画、昭憲皇太后のご実家一条家の家紋の藤をあしらった布が椅子や腰張りに使用されているなど、華麗な内装がなされている。
この明治天皇御料車は明治時代に製造された6両の御料車のうち一番最後のものである。車輌の全長は20m余、総重量約33.5tの木製3軸ボギー車である。この車輌は歴代の御料車の中でもっとも豪華な車輌といわれ、車内天井に張られた蜀江錦、御座所内の金糸の刺繍や七宝装飾、また螺鈿装飾、木画といわれる木象嵌など日本の伝統的な工芸技術の粋を集めたものといえる。
明治天皇御料車建造100年 明治村開村45周年記念
御料車特別公開
(2010年9月18日~10月17日)
2年前に内部が公開されたのが5年ぶり3回目だそうです。普段非公開の御料車の内部を特別に公開される次の機会には是非窓越しではなく、内部から日本の伝統的な工芸技術の粋を撮影したいものです。
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