明治村:東山梨郡役所 [風景・建物]
明治村にて東山梨郡役所を撮影。
下はライトアップ直後です。もっと暗くなってから撮影したかったのですが、花火の打ち上げ場所への移動を考えると無理でした。
明治18年に山梨県山梨市に建設され、昭和39年に解体、昭和40年に移築された東山梨郡役所は、地方行政の整備に伴って改編された東山梨郡の新庁舎であった。当事の山梨県令(現在の知事)藤村紫朗が奨励した洋風建築のひとつであり、左右対称形や正面を廻るベランダは当時の官庁建築の典型な特徴である。
正面の列柱は洋風のフルーティング(溝彫り)を模し、壁面の出隅は煉瓦造や石造の建築によく見られる隅石積を漆喰で模している。それらは、地元の職人が洋風建築の特徴をデザインとして取り入れたものであるが、洋風の正確な姿に作られていないため、擬洋風と呼ばれている。
明治村建造物移築工事報告書〈第3集〉東山梨郡役所(重要文化財 旧山梨県東山梨郡役所) 札幌電 (1982年)
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- 出版社/メーカー: 博物館明治村
- 発売日: 1982/12
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