明治村:長崎居留地二十五番館 [風景・建物]
明治村にて、長崎居留地二十五番館を撮影。
明治22年に長崎市南山手町に建設され、昭和41年に解体・移築された長崎居留地25番館は長崎の居留地にあった外国人住宅である。安政6年に開港した長崎では大浦を中心に東山手、南山手の居留地が設けられ、この住宅は南山手に建てられた。創建時には三菱長崎造船所マネージャーのスコットランド人コルダーが住んでいた。
本館に見られるように、中央に中廊下を設け、周囲三方をベランダをめぐらす形式は、西洋人が東南アジアに建てた植民地住宅の形式を取り入れている。また、本館が完成してから約20年後に増築された別館は、和室と洋室からなるが外観は本館に合わせて洋風で統一されている。
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