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イスラエル旅行:燭台 [海外]

嘆きの壁へと下る階段の途中の広場に展示してあった燭台を撮影。屋外に展示してありました。 
 
「純金一タラントで燭台とこれらのすべての用具を作らなければならない。」(出エジプト記25:39)

 聖所の中に入ると、中は真っ暗です。その中に純金の燭台が置かれていました。
(1)この燭台は、純金1 タラントから作るように命じられました。この場合の1タラントは、聖所のシェケルを基準とするなら約30キログラムとなります。その詳細な形は、ティトスの凱旋門のレリーフから知ることができます。ティトスは、紀元70年にエルサレムを滅ぼしたローマの将軍として有名です。その凱旋門の内側には、エルサレム神殿の七枝の燭台を運ぶローマ兵の姿がレリーフとして残っています。
(2)その燭台には台座と支柱があり、その支柱から六つの枝が三つずつ左右に突き出ていました。支柱と六枝の上に七つのともしび皿が載せられ、アーモンドの花の形をした節と花弁のあるがくの模様がつけられていました。
(3)この燭台は、真っ暗な聖所の中を照らすためにそこに置かれました。聖所の中には、これしか光がありませんでした。(至聖所の中は、シャカイナ・グローリーによって照らされていました。)
(4)さらに、この燭台には象徴的な意味がありました。七枝の燭台の七という数字は、完全数です。これは、神がイスラエルの民にとって完全な光であることを表わしています。使徒ヨハネはこの真理を、次のように言い表しています。「神は光であって、神のうちには暗いところが少しもない。これが、私たちがキリストから聞いて、あなたがたに伝える知らせです。」(Ⅰヨハネ1:5)。

 新約聖書では、この燭台が象徴するものがいくつも出てきます。
(1)燭台は、イエス・キリストの型です。イエスは「世の光」として来られました(ヨハネ1:9、8:12、9:5、12:46、黙示21:24)。
(2)燭台は、イエスをメシヤと信じる人々を予表しています。イエスの弟子たちは、「あなたがたは、世の光です。」と呼ばれています(マタイ5:14~17)。
(3)燭台は、地域教会をも予表しています。「わたしの右の手の中に見えた七つの星と、七つの金の燭台について、その秘められた意味を言えば、⋯七つの燭台は七つの教会である。」(黙示1:20)とある通りです。
 新約聖書では、「光」とは「真理」のことです。「光の中を歩む」とは、「真理に従って歩む」ことを意味します。あなたが進もうとしている道は、キリストの光によって明るく照り輝いている道ですか。心に暗闇があるなら、そこに光であるキリストをお迎えしましょう。


 「アロンとその子らは、あかしの箱の前の垂れ幕の外側にある会見の天幕で夕方から朝まで、主の前にそのともしびをととのえなければならない。これはイスラエル人が代々守るべき永遠のおきてである。」(出エジプト記27:21)

 

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